こんにちは、フクシゲ(X(旧Twitter)はこちら)です。
「あれ?こんなに薄かったっけ?」20代前半、鏡を見て抱いたその疑念が、ぼくの壮絶な育毛の歴史の始まりでした。
気づけば、これまでに費やした総額はなんと300万円。今回は、ぼくが経験した育毛の全貌を、包み隠さずお話しします。
まずは、2025年4月現在のぼくの頭頂部と後頭部をご覧ください。


ちなみに育毛を始めた1ヶ月目の経過や使用した薬、副作用の体験談はこちらの記事にまとめています。
20代から始まったリアップ生活:なぜ効果が出なかったのか?
ぼくが最初に手を出したのはリアップ。当時のぼくには高価な買い物でしたが、「これで髪が生えてくるなら…」という藁にもすがる思いで、迷わず購入しました。
結果として、7年間で約50万円を投入するも、目立った効果は実感できませんでした。
【ぼくの失敗談】リアップだけでは不十分だった理由
今振り返ると、当時のぼくにはAGA(男性型脱毛症)に関する知識が全くありませんでした。リアップの有効成分であるミノキシジルは、発毛を促進する効果はありますが、AGAの根本原因である「抜け毛の進行」を止める効果は期待できません。ぼくは「リアップで抜け毛も止まるし、毛も生えるだろう!」という一方的な期待だけが先行し、守りの対策が疎かになっていたのです。今思えば、非常にもったいない50万円でした。
ミノキシジルは、日本皮膚科学会がAGA治療のガイドラインで推奨する成分の一つですが、その効果を最大限に引き出すためには、AGAの進行を抑える治療と併用することが重要だと、後になって知りました。
思い切って自毛植毛手術へ:人生を変える決断と痛み
「もうハゲ過ぎやろ?これはやるしかない」。そう決意したのが30代半ばのこと。人生初の自毛植毛手術へと踏み切りました。
きっかけは、ネットで「ハゲ 対策」と検索して出てきた植毛手術の体験談でした。費用はおよそ200万円!当時独身だったとはいえ、正直かなりの出費です。しかし、「これで髪が戻るなら…」と思い直し、クリニックの門を叩きました。
幼少期のぼくに、「君の人生初の手術は植毛だよ」なんて言ったら、きっとがっかりするでしょうね(苦笑)。それでも、明るい未来(頭のみすでに明るい)のために、ぼくは手術へと向かいました。
このときのビフォーアフター写真がこちらです。
植毛手術のリアル:ビフォーアフターと想像以上の痛み
まずはビフォーの頭頂部と後頭部です。


そしてアフターの頭頂部と後頭部です。


アフターの写真で頭が赤く見えますが、これは血の固まりです。植毛手術では、主に襟足から後頭部にかけての健康な髪を採取し、薄くなった頭頂部などに移植します。移植する際、頭部に小さな穴を開けて毛根を植え付けていくため、麻酔をしていても想像を絶する痛みがありました。
それでも、術後の変化を目の当たりにした時は、「やってよかった」と心から思いました。
手術後も戦いは続く…育毛ジプシー時代に約50万円浪費
植毛すれば育毛活動は終わり、一生フサフサになれる――そんな大いなる勘違いをしていた僕。
この時も、AGAの進行を「守る」という概念が全くありませんでした。当然AGAは進み放題。1年ほどで再び薄毛の進行を悟り、今度は育毛・発毛と名のつく商品を片っ端から試す「育毛ジプシー」状態に陥りました。
手を出したのはざっと以下の通りです。
- 育毛シャンプー
- 育毛剤
- 育毛サプリメント
- 育毛マッサージ機
- 育毛サロン
これだけで約4年間で約50万円を浪費してしまいました。30代後半にして、ついに育毛総額が300万円を突破してしまったのです。
これらの商品は、個人の体質や薄毛の進行度合いによって効果が異なる場合があります。また、医学的根拠が乏しい商品も少なくないため、注意が必要です。
【現在】ぼくがたどり着いた最終兵器と費用
そんなこんなで40代になり、たまたま祭りのくじ引きの景品で当たったヘッドスパ無料券で人生初の美容室に行きました。そこで美容師さんに、AGAから髪を守ることの大切さと、有効な治療薬の存在を教えていただいたのです。
あの時は、頭の内外ともにスッキリさせてもらいました。本当にありがとう、美容師さん!
というわけで、現在ぼくが使用しているのは、「フィンペシア」と「ノキシジル」の組み合わせです。これらは、AGA治療のガイドラインでも推奨される成分(フィナステリドとミノキシジル)を含んだ海外製医薬品のジェネリック薬です。
驚くべきことに、この組み合わせなら1日たったの102円(税込)。月換算しても約3,000円ちょっとで続けられるんです。
「もっと早く知りたかった…!」と心底思いましたね(涙)。
ぼくが利用しているフィンペシアとノキシジルのセット
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
ぼくが実際に使用しているフィンペシアとノキシジルのセットはこちらから購入しています。
【重要】海外製医薬品の個人輸入について
個人輸入された医薬品は、日本の医薬品医療機器等法に基づく品質・有効性・安全性の確認がされていません。副作用などの健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。必ず自己責任でご利用ください。また、服用前には必ず医師や薬剤師にご相談ください。
使用感レビューや副作用については、こちらの記事でくわしく紹介しています!
正直、こんなにお金かけるつもりはなかった:薄毛が招く心の不安
最初は「月数千円で髪が増えたらいいな」くらいの軽い気持ちでした。
でも、気がつけばリアップ → シャンプー → サプリメント → 植毛 → 海外製薬品…と、気になるものは全部試してきました。
その背景には、やはり鏡を見るたびに、お風呂の排水溝を見るたびに、職場の仲間が互いに真正面で向き合っているのに相手の目線が上を見ているたびに感じる、心の奥底からの不安があったからです。
「また減ってる?」「こないだ掃除したばっかりなのに、もう抜け毛がびっしり」「この人、目を見ないで頭見てる?」
そんな思いを少しでも減らしたくて、つい財布の紐がゆるみました。正直なところ、「効果あるかわからないけど買っとこう…」というギャンブル的な出費も多かったです(苦笑)。
成果が出るまでのメンタルとの戦いと、小さな希望
育毛は、すぐに結果が出るものではありません。
リアップも、サプリも、フィンペシアも、ノキシジルも、どれも最低3ヶ月〜半年は使い続けないと、目に見える変化は感じにくいものです。
その間、「これ、本当に効いてるのかな…?」と不安になり、辞めてしまいたくなることも多かったです。
でも、ある日ふと鏡を見たときに「ん?なんか密度増えてない?」と感じる瞬間が来るんです。
その小さな変化が大きなモチベーションとなって、気がつけばここまで続けてこられました。
今だからわかる「やってよかった」理由:自信を取り戻すために
もし20代の自分に戻れるなら、こう言いたいです。
「もっと早く、ちゃんとした情報を調べて、本気で取り組め」と。
でも、いろんな試行錯誤を経たからこそ、今の自分があります。遠回りはしましたが、その経験が僕の育毛の知識を深め、最終的にたどり着いた最適な方法を皆さんに伝えられるようになりました。
大げさかもしれませんが、髪が戻ってきたことで、人前に出るのが怖くなくなりました。
仕事でもプライベートでも、自信を持って人と接することができるようになったんです。
よくある質問(FAQ)
Q. 植毛手術って本当に効果あるの?
A. ぼくの場合はしっかり生えました。手術時に後頭部の毛を剃るので、生えてくるまで恥ずかしかったですが、ビフォーアフターを見ると「やってよかった」と心から思っています。ただし、植毛はあくまで既存の髪を移動させるもので、AGAの進行を止めるものではありません。植毛後も、AGA治療薬などで既存の髪を守る対策が必要です。
Q. フィンペシア+ノキシジルってどこで買えるの?
A. 記事内で紹介したリンクから個人輸入代行で購入できます。ぼく自身も使っているセットです。再度になりますが、個人輸入は自己責任であり、医師や薬剤師への相談をおすすめします。
Q. 副作用はありましたか?
A. 詳細は別記事で紹介していますが、大きな副作用は今のところありませんでした。体毛が少し濃くなったかも?というくらいです。ただし、フィナステリドやミノキシジルには、性機能障害や初期脱毛、多毛症などの副作用が報告されています。異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、医療機関を受診してください。
Q. 300万円もかけないと育毛できない?
A. そんなことはありません!ぼくは遠回りしましたが、最初から正しい方法(主にAGA治療薬の服用)を知っていれば、月3,000円程度でも十分育毛可能です。
Q. 効果が出るまでどのくらいかかるの?
A. 個人差がありますが、ぼくの場合は1〜2ヶ月ほどで「ん?生えてる?」と感じはじめました。焦らず、最低3〜6ヶ月は継続するつもりで始めるのがベストです。
まとめ:ぼくの300万円は後悔ではなく「未来への自己投資」
総額300万円。
これは、ぼくにとっては後悔ではなく、未来の自分のための自己投資でした。

ぼくの遠回りした経験が、同じように薄毛に悩む人の希望となり、皆さんがぼくのような散財をすることなく、最適な育毛方法を見つける手助けになれたら嬉しいです!
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